大倉崇裕『聖域』

本日の読書。




大倉崇裕さんの『聖域』読了。











大倉さんのミステリーは好きで、
ほとんど読んでるんじゃないかと思いますが、
デビュー作から上手かったもんなぁー。




大倉さんといえば、落語ミステリーが印象的ですが
この小説は大倉さんにしては異色ともいえる
山岳ミステリー。




大倉さん、大学時代、山岳系同好会だったのかー。
この小説のあとがきよんでいて、
東京創元社にはすんごいミステリーの知識抱負な編集者いるんだな、と
そういうとこに感動した(笑)。



ここの会社が発掘する新人って
どっからこういう力ある人みつけてきたの?って
びっくりするくらい、皆、上手いですもんねぇ。
私も毎月、東京創元社からどういうミステリーの新刊でるか
絶対チェックするもんなぁ・・・・・。








大学時代の友人の山での死。
その前にはその死んだ友人の恋人も山で死んでいた・・・。



二人とも上手い登山家だった。
何故、二人が死ななくてはならなかったのか。
納得いかない主人公は、真相を探りはじめる。
辞めていた山へ再び向き合うことを決心して。







文章上手い。
ぐいぐい読ませます。




山岳ミステリーって読んだことがなかったけど
面白いですね。
山へ登るっていう恐さ・・・・・。
命をかけた決断をしなくてはいけない局面がある、
っていうのがすごく恐い。