沢井鯨『プリズナー・イン・プノンペン』
本日の読書。
沢井鯨さんの
『P.I.P.―プリズナー・イン・プノンペン』
読了。
この秋、wowowで放送される、
南朋さん出演の連続ドラマの原作です。
原作には登場しない、鶴田真由さん演じる
事件を追う女性記者とかがドラマには登場するし
原作はカンボジアが舞台ですが、ドラマでは架空の国になるし
原作とは色々違ってはくるのでしょう。
がベースは原作、ということで読んでみました。
以下、原作の内容に触れます。
ドラマみるでは、原作の細かいとこまで知りたくないという方は
御注意下さい。
中学の先生だった主人公のケイゴは
学校の夏休み、タイ旅行にいこうと思い立つ。
そのタイ行きの飛行機の中で知り合った男と意気投合、
その男、譲原のいくカンボジアに一緒にいくことに。
そのカンボジアで売春宿で働く心やさしい美しい少女、
タオと出会う。
どうしょうもなく、ひかれていくケイゴ。
その旅から1年後。
譲原はカンボジアで孤児院をやっていて
それを助けるため、そしてタオに又、あうため
カンボジアにやってくるケイゴ。
しかし、そこで譲原は男に騙され、全財産をとられる。
騙した男、ダマスを探すため奔走するケイゴたち。
やっとダマスをみつけるが、罠にはまりケイゴが逆に
いわれない罪でつかまってしまう。
その獄中でポンに出会う。
英語がはなせるポンはカンボジアで生まれたが
十歳のとき、アメリカに移住したという。
そのポンが地獄のような獄中で色々、ケイゴに教え
助けになっていく。
が、それは罠だった・・・・。
南朋さん演じる、ポンは物語の中盤で登場して
中盤から終盤の重要人物です、原作では。
ケイゴに親身になりつつ、実は・・という役で
原作ではポジションは悪役、なのではないでしょうか。
原作通りなら、結構、ブラックな南朋さんがみられそう。
どっちにしても南朋さんが演じるんだし
一筋縄ではいかない人物、になりそうな予感。
ポンって。
でもドラマのHPでは
ポンに脱獄計画をもちかけられる、ってなってるから
原作とは違ってくるのかな???
原作では、ポルポトの真実、みたいな部分もあきらかになっていて
この部分が結構衝撃で興味深く、面白い、のですが
ドラマでは舞台、架空の国だし、その部分描くのか・・・。
それとも架空の国の架空人物だけど
実はポルポトの事だとわかるように描くのか??
騙し、騙され、そしてポルポト時代におこったカンボジアの悪夢。
原作もかなり面白かったです。
ドラマはこれをベースにどう料理するのか。
楽しみです。
ドラマへの期待度が増しました〜〜。
ってその前にWOWOWみられる環境にしよ。