荻原浩『愛しの座敷わらし』


本日の読書。





荻原浩さんの『愛しの座敷わらし』読了。












荻原さんの小説、はじめて読みました。
文章もなめらかで読みやすいし、いいですね〜〜。
他の作品も読みたいです。




地方に異動になり(左遷ともいうが)
超ド田舎に住む事になった高橋一家。




大きい一軒家だけど、ふるーい家に住む事になった
高橋一家。




家族の中で空回り気味のお父さん。
仕事ばっかりの夫に辟易してるお母さん。
前の中学校ではクラスの中で浮いてしまって
仲間はずれ気味だった長女。
喘息の持病がある心やさしい小学生の長男。
やや痴呆がはじまってるおばあさん。




そんな普通なんだけど、
どこかバラバラな一家が田舎暮らし&座敷わらしの登場で
やがて田舎にもなじみ、家族がまたひとつになっていく
やさしいお話。



大きく不幸な一家でもないけど
ものすごく上手くもいってないという一家のさじ加減が上手い。
リアル。




田舎暮らしか、いいな、とは思うけど
私には無理だ・・・・。
しかし、この小説のお母さんも、そういう感じで
こんなとこ無理だ、と反対だった、けど
なんやかんやで馴染んいってたから、
そんなもんなのかも・・・・。




優しく読みやすい小説でそこそこ分厚いながらも
すいすいすい〜〜っと読めました。
これは面白かった!