本日の読書。
多島斗志之さんの『黒百合』読了。
戦後、1952年の六甲を舞台にした
一人の少女と二人の少年の淡いひと夏の恋物語。
で、いながらミステリーでもある物語。
このミステリーの部分は見落としがちで
なんとなく読んでると、最後まで読み終わって
ミステリー的な部分がどこ?ってなりかねないような。
精密にはりめぐらされた物語でお見事。
考えてみたらなんてことないミステリーなんだけど
構成が上手い。
今年のベストミステリーみたいなので
ベスト10内にはいってることが多い小説ですが
それもうなづける出来です。
読み終わって再読したくなる・・・・。