松井今朝子『道絶えずば、また』
本日の読書。
松井今朝子さんの
『道絶えずば、また』
読了。
『非道、業ずべからず』『家、家にあらず』に続く
江戸、芸道ミステリーシリーズとでもいうのか?
の第3作目。
時代順としては、
『家、家にあらず』『非道、業ずべからず』『道絶えずば、また』
となっています。
『非道・・・』から5年後の世界で
そちらに登場する人物が多く、再登場してるので
『非道・・・』から読むのがお勧めです。
名女形・沢之丞が舞台上演中、奈落で死んだ・・・。
そこからはじまって、謎の大工の死が絡まる
ミステリー。
そして、亡くなった養父を乗り越え
成長しようとする息子たちの物語、でもあります。
『家、家にあらず』は歌舞伎の世界が舞台というより
大名家の奥向きへ奉公にでた女性の物語、だったのですが
それがなぜ、書かれたのか、というのも
本作でよくわかりました。
3作通して読むのがお勧めです〜。