大門剛明『罪火』
図書館の本の返却がせまってきてるので
今日はがんばって読書せんと・・。
って毎回書いてるな、私・・・。
図書館の本でもレンタルDVDでもそうですが
借りてきた日から読んだり見たり、しないと
ま〜〜時間あるしゆっくりみようとかって思うと
返却直前までみていなかったり、
読んでなかったりするような。
大門剛明さんの『罪火』
読了。
これは、良かった。
ある花火大会の夜、中学2年の少女が殺される。
しかも、殺されたあと、死姦されていた・・・。
少女の母親は少女を殺した若宮のかつての恩師で
校長先生をしている。
若宮はかつて、殺人事件をおこし、少年院に入れられており
その彼を色々家族ぐるみで気遣っていた。
その少女の母親の校長先生は
加害者と被害者遺族と話し合う修復的司法を実践してる人。
自分が被害者になってみたら、加害者を許せるのか
かつて犯した罪はどこまで、いつになったら許されるのか。
そういう重く、答えのでないであろうテーマがあり
なおかつ、ラストのほうのなぜ、彼は少女を殺したのか、ということへの
どんでん返しなど、とてもよく出来たミステリー。
横溝正史ミステリ大賞受賞作の前作より、いい、と思う。
実力ある作家さんだな〜〜。
面白かったです。