松井今朝子『幕末あどれさん』


ふう。
読めた。






松井今朝子さんの
『幕末あどれさん』

読了。











久保田宗八郎の一連のシリーズを読みます〜。





『銀座開化おもかげ草紙』
『果ての花火』
『西南の嵐』
という一連のシリーズを読みます・・・。
月曜、火曜の2日で3冊・・・・。
いけるんでしょうか?






『銀座開化・・』と『果ての花火』は再読です。







この『幕末あどれさん』は
頃は激動の幕末。
宗八郎は10代後半の青春期。





兄嫁が(女性として)気になり、家に居ずらくなって
芝居小屋へ。
そこで芝居の立作者、『白波五人男』『三人吉三
『髪結新三』などで有名な河竹黙阿弥の元へ弟子入り。




時代が揺れていく時期に、武士をすてる気持ちで
芝居小屋にいるけれど、
武士を捨てきれない宗八郎。





宗八郎と芝居小屋近辺で出会い、顔見知りになった男の
弟、片瀬源之介は武士として
幕末の戦いのさなかに行く。
許婚をおいて。





それぞれの家のこと。
それぞれに思う女性。
そして、幕末という激動を描いた傑作。




これ普通だったら、宗八郎と、源之介は
昔ながらの友人で、運命はそれそれ別の道へ、
みたいな描き方なんでしょうが、
この小説では、宗八郎と源之介は
そういえば、ちょっと顔みたっけ、程度。





そういう描き方が面白いな、と。






そして『銀座開化・・』では明治の時代をいきる
宗八郎が描かれます。