いい青春映画でした。


グミ・チョコレート・パイン』みてきました!
原作は大槻ケンヂさん、監督はケラさん。
テーマ曲は電気グルーブ
この曲かっこよかったなぁ。



1980年代後半が青春時代に重なっていた世代には
たまらん青春映画。



私はどっちかというと、80年代前半が青春時代で
バンドブームで人生や有頂天や筋肉少女帯ってな頃って
20歳前後だったような。



主人公賢三が会社をリストラされて
実家がある東京に帰ってきたところから
物語ははじまります。


現在の賢三、を南朋さんが演じています。
いい具合にくたびれて、どっからどーみても冴えない
リストラされたサラリーマンが板につきまくっています(笑)、南朋さん。


そーとしか見えないハマりっぷり!



って南朋さんってどの役みてもそうですよね。
やっぱり上手い。




実家に久々にかえると、父親は痴呆症が進んでいてびっくり。
そしてきていた手紙をみていくと、
青春時代に憧れていた女の子から手紙がきてた。


「あなたのせいなのだから」



とだけかかれたその手紙にびっくり。
消印は去年のもの。

高校時代の友人に電話して彼女の消息をきくと
彼女が自殺したことをきかされる・・・・。



そして思い出していく、高校生のころ・・・・。


という感じで物語は進み、
高校のころと現在が交互に進んで行きます。


昼休みの食事我慢して、名画座に映画みに通ったり、
友達とノイズバンドやろうということになったり、
グラビアみてオナニーしたり、
という青春が綴られていきます。



名画座でであった憧れの女の子は
自分と同じく映画マニア。
デートといえるのか、どうか、というほのかなデート。
オールナイトの映画をみにいったり。



青春のなんてことない、出来事が綴られていく物語、ですが
なんか懐かしかったー。
いやーこれ男性がみたら、
もっともっとリアルに懐かしいんだろうなぁ。


映画マニアだったり、ノイズバンドやったりしつつも
おにゃん子も好き、みたいなのもなんかリアルでいい(笑)。


映画の中ででてきたタコハイ。
なっつかしーーーーーー。
田中裕子がCMやってて、タコになっちゃう、
みたいなこといってなかったっけ?
ってあいまいな記憶で書いていますが。


しかし、冒頭、南朋さん演じる賢三が実家にかえってきて
その母親が高橋ひとみさん、ってのがなんか違和感(笑)。
かーちゃん若すぎないか???
南朋さん演じる賢三がくたびれすぎか????(ってヲイ!)



正直、南朋さんと高橋ひとみさんじゃ、
夫婦でもいけそうな気が・・・・・。


プロフィールみたら、11歳差か。
うーん、親子にしちゃ微妙すぎる。
夫婦とまではいかなくても、姉と弟だ。


見終わった後、なんか吉田秋生さんの
『河よりも長くゆるやかに』だっけ?
ってマンガをよみたくなってきたー。


あれも80年代の男の子の青春描いたマンガでしたよね。
あれは前半だっけ?
ユーミンのアルバム『ボイジャー』が
でてきてたような記憶がある・・・。
女の子にプレゼントするんだっけな??


って手元にないから、脳内記憶だけでかいていますが。


あー無性に読みたい。
アマゾンで探すか・・・・・・。




パンフレット、サイズ小さいです。
文庫本よりふたまわりくらいでかい、というのか。
でも読みごたえあって楽しい本です。


南朋さんのインタビューとかはないんですが
映画中ででてきた懐かしアイテム紹介とか、
ナゴムレコード解説、とかが
なんか懐かしくて、懐かしくて。


いい映画だったなー。
みて良かった。