『恋する妊婦』をみた。

岩松さんの舞台って難解、との評判で
これも結構、見たかたのブログとかみると
賛否両論だったので、不安に思いつつみましたが、
思ってたより、分かりやすいので、ホッ・・・。


面白くみました。



事前にどういう舞台か、という予備知識があったから、
なんでしょうねー。
パンフレットもみていたし・・・。



登場人物それぞれの抱える問題、鬱積が
面白いな、と。


これ、生でみたかった・・・。



以下、内容に触れていますので
来月、教育テレビでみるまではネタバレ嫌だという方は
御注意下さい。




とある大衆一座。
一座の二枚目俳優、慎之介と、女優あざみが駆け落ちして
失踪。舞台に穴をあけてしまう。


それを許せない橋本。
常にいらついて、
妻に味噌汁ぶっかけて、足蹴にするわ、サイテー男。


八百屋の福田にまで、いらいら募らせて
ネギでぶったたくし・・・・・。


ここ、ほんとに思いっきり、良々さんをぶったたいてますよね。
コワい〜〜。
生でみたら迫力あるだろうな〜〜〜〜〜。




チンピラ風衣装と巻舌があいまって
ほんとにコワイよ、南朋さん。



毎日あのテンションってのは大変そーだ・・・・。



慎之介とあざみの駆け落ちで
波風たってる一座の様子が描かれていくんですが
ここらへんの描写が面白かった。


橋本程じゃないにしても、皆、いらついていて。



橋本&さつき兄妹は、なんか迫力ある怖い兄妹だよなぁ。
妻に暴力振るう兄に、何甘えてんのよ、みたいなさつきも
迫力ある・・・・。





慎之介とあざみがかえってきて、更に波風たっていく、んですが
その慎之介とママの絡みが
なんというのか。
女の怖さというのか・・・・。



風間杜夫さんはさすがの上手さ、ですが
キョンキョンも、こんなにいい女優さんになってたんだ、とびっくり。




私はベストテン世代だから
キョンキョンというと、時代を席巻したスーパーアイドル
という認識なもんで・・・・。




ママは小悪魔というのか・・・・。
男も女もその手の中で転がしてしまう。
それも多分、無意識に。
でも憎めない。
そういう女性だな、と。


あざみがかえってきたシーンでは舞台公演前で
皆、舞台扮装になってるので、橋本も時代劇扮装。




大衆一座の舞台扮装だから、メイクも結構濃い〜〜です。
橋本のは、股旅姿っていうのでしょうかね?
南朋さん、結構似合ってます。
時代劇扮装、似合うわ、南朋さん。



私、南朋さんの時代劇映画ってのをみてないので
初、時代劇扮装。



あざみは帰ってきたものの、慎之介とは一緒じゃない。
あざみをせめる橋本。
「私から逃げたのよ」というあざみ。






あざみ「アタシは・・・アタシは・・」
橋本「なんだよ!」
あざみ「アタシはママに一言、確かめたかったのさ!
慎之介の言葉が本当かどうか!」
橋本「慎之介の言葉?」
あざみ「ああ。そのお腹の中の赤ん坊の父親が慎之介だっていうのが
本当か嘘か!」







びっくりの急展開〜〜!



みていて、結構、ドキドキする展開でした、ここらへん。
この舞台の本が読みたくなってきました。



お腹の中の子供が自分の子供じゃないのか?ってな事態。
ママと慎之介の噂を実は知っている座長。


夫に暴力ふるわれている妻、波江も、なんか微妙に?
ヘンな人・・・・・・。



皆がいらいらしていて、それをなんとかしようと
大団円というよりは、いらいらしっぱなし、なのが
リアルで好きですね。



南朋さん、画面からでもスタイルがいいのがわかるし
(足、長い!)
背もあるし、舞台映えするだろうなあ。
生でみたかった。





南朋さんってCMみたいないいお父さんも似合うけど
危ない男というのか、そういう役も似合う。