山田宗樹『ジバク』・東野圭吾『ダイイング・アイ』

昨日、ブログアップしてから、
なんとなくまた本を読んだんですが
それが、思いがけずはかどって、半分くらいまで読んでいたので
その続きを会社の昼休みに読んで
帰ってきてから、もう1冊読みました。



本日の読書。




山田宗樹さんの『ジバク』読了。












帯には


嫌われ松子の一生』の男版


とあります。



私、『嫌われ松子』はどういう小説は知ってはいますし
確か本も買ってあったはずなんですが
まだ読んでいない・・・・。
そんな本ばっかやな、私・・・・・。



という状態で読みました『ジバク』。





42歳、ファンドマネージャー、年収二千万、な
主人公、貴志。


同窓会で昔、好きだった女性と再会したのが
運命の別れ道だった・・・・・。


彼女の店の改装資金のため、
彼女にインサイダー行為をもちかけ、成功。
しかし、それが転落の一歩だった・・・・・。





そこからずるずる最悪の道へ。
会社をクビになり、離婚。
未公開株詐欺会社で営業・・・・・。



もう悲惨な運命。


読んでいて救いがこれ程ないのも珍しい?



妻は、貴志と結婚した、というより
貴志の地位と年収と結婚したような、
自分がセレブになりたい、それだけのために結婚したような女で
夫が会社クビになり、マンション購入は見合わせたいというと
速攻、慰謝料とって離婚するような女性。



金持ちな男と結婚するために
あらゆる、ハウツー本を読んで、結婚までいくように
いい女を演じきるような女と結婚してなきゃ
運命はもうちょっとマシだった?




ここまで悲惨に転落してくと、読んでいて悲惨で
可哀想ってよりは、なんか・・・・。
物語読んでるんだから当たり前ですが、
リアルに迫る感ってよりは
まさに“物語”的だなーと思えてきて。



そういう感覚で読んでいたので、楽しく読めた
っていうのもあるし、
物足りなさもちょっとあるし。



嫌われ松子』も読んでみようかな。
本、どこにいったっけ・・・・。





引き続き、





東野圭吾さんの『ダイイング・アイ』読了。











これは読み終わると、タイトル、まさにそう、ですよね。




男に殴られ、記憶を一部喪失した主人公。



かつて自分が死亡事故を起した事をしらされるが
それを覚えていない・・・。


何故それを忘れてしまったのか。
自分は一体何をしたのか。



失った記憶を求めて、探りはじめるが
周りで怪しい女性が現れたり不審な事が起こりはじめて・・・。







これは、「ダイイング・アイ」をあの状況でみてしまった事を
想像すると、怖い。
そうなるのも分かるような気がする・・・。



主人公が自分の記憶を求めて
調べていく過程が読ませます。さすが。



実は、東野圭吾さんの『流星の絆』も読んだのですが
半分くらい読んだとこで、先の展開がみえてきて
中盤とばして、最後読んでしまったので、
読んだ本としてブログにアップしてません・・・。



私個人の好みとしては、『ダイイング・アイ』の方が
好きかもなー。