香納諒一『ステップ』


久々の読書です。






香納諒一さんの『ステップ』読了。















バーのマスター、主人公斎木は裏の顔があり、
実はプロの泥棒だった。



しかし1年前のヤマで自分のミスから、相棒と恋人を失う。



ある日の朝、施設で弟分として可愛がっていた男がやってくる。
女を巡るトラブルで暴力団の幹部を刺したという・・・。



そこから事件に斎木も巻込まれる。
ちょっとしたトラブルだと思ってた事件は
意外にも糸がもつれていき、死んだと思ってた恋人まで
出現する。


そして。
斎木は命を失う、が、気がつくと時間が戻っている・・・。






主人公が死ぬけど、気がつくと生き返ってて
時間が戻ってるという設定が面白い。



その戻る時間も昨日に戻ったのが段々数時間くらいになっていき
もつれた糸も段々ほぐれていく、構成が上手い。



全部で十章からなってるので、連ドラでいけそうだ。
上手いこと料理したら
かなり面白い連ドラになりそうだと思うんだけど。



こういうのはフジあたりがやりそう・・・。




お薦めミステリーです。