大沢在昌『雪蛍』
本日の読書。
佐久間公シリーズ、読んでおきたかったので。
大沢在昌さんの『雪蛍』読了。
私は結果的にこのシリーズ、最新刊からさかのぼってしまっていますが
これ、順に読んだほうがよかったなぁ〜。
沢辺の薬物者の更正施設を手伝いつつ、
失踪人を探す仕事もしてる佐久間。
その佐久間に家出をしてる少女を探す依頼がくる。
彼女は男と逃げているらしい・・・。
その仕事と、更正施設でういてしまってる少年の
背後の事情を探る話が織り交ざって描かれています。
家出をした少女の家族構成が複雑で
その人間模様や
更正施設でういてる少年のもつ心のひだ、が
丁寧に描かれてて、
そして、失踪した少年少女を探すには
年をとってしまった佐久間の心情も描かれていて
読み応えがあります。
派手な事件が起こるわけでもないですが
人間の心のひだを丁寧に描いてるこのシリーズ
いいですね〜。
さらにさかのぼって読んでみたいです。
さ〜て。
堂場さんの成沢了シリーズ、読みます!