黒川博行『カウント・プラン』遠藤武文『プリズン・トリック』
本日の読書。
黒川博行さんの
『カウント・プラン』読了。
ミステリー短編集。
タイトル作の「カウント・プラン」は、
読者への謎の反らせかた、が絶妙。
今の黒川さんからしたら、こういう正統派ミステリーは、珍しい?
もう一冊。
遠藤武文さんの
『プリズン・トリック』読了。
本年度の江戸川乱歩賞受賞作。
私の乱歩賞受賞作で印象的だったのは、
井沢元彦さんの『猿丸幻視行』、
高橋克彦さんの『写楽殺人事件』、
森雅裕さんの『モーツァルトは子守唄を歌わない』、
かなぁ。
この小説、ミステリーとしては、十分とは思います、が、
なんか、あっ、というのもないなぁ。
一気に読んだから、読ませるものはあるし、
普通に面白いのですが。
交通刑務所で起こる、密室殺人。
死んだのは、本当は誰か、という謎から、
次々畳み掛ける謎、など読ませます。