富樫倫太郎『堂島物語』

本日の読書。


電車に乗ってる時間がそこそこあったので
読書がはかどりました。




富樫倫太郎さんの『堂島物語』読了。
















富樫さんの時代小説は好きで新刊が出たら読んでいますが
これは時代経済小説、とのことだったので躊躇してました。


が、いざ読んでみたら、経済色はそんなに強くなく
貧しい村から大阪に出て来た少年が
厳しい奉公から米相場の世界でのし上がり、
恋をして・・・という、立身出世物語でした。


先物取引、この江戸時代では米の先物取引ですが
そういう世界って今も昔も、厳しいなーというのを
伺いしれたり、興味深いし、
かといって、そんなに経済小説色は強くないので
すらすら読めます。


これは一気によめて面白かった。
読後感も爽やかでした。