2008-04-17 諸田玲子『日月めぐる』 読書 本日の読書。 諸田玲子さんの『日月めぐる』読了。 江戸末期の駿河国(今の静岡)小島藩を舞台に そこに生きる人々を丹念に描いた時代小説。 7つの短編からなっていますが、それぞれの物語が 微妙にリンクしています。 平々凡々と過ごしてきたはずの 隠居する上級藩士の男がやり残した事を描く冒頭の「渦」。 男と逃げた母。 その男を討とうとやってきた息子の物語「紙漉」。 心にしみるいい時代小説、です。