法月綸太郎『犯罪ホロスコープ』・関口尚『シグナル』



本日の読書。




今日は2冊読めましたーー。
お昼まで仕事で、午後からゆっくり読書&昼寝〜。



まずは、






法月綸太郎さんの
『犯罪ホロスコープ〈1〉六人の女王の問題』
読了。














著者の言葉では、
気楽に読んで愉しめる、娯楽奉仕に徹したミステリー
との事ですが、なるほど、そうなっています。


6つの短編からなっていますが、それぞれ星座の物語が冒頭にあり
それにちなんだようなミステリーが。



捜査にいきづまった警察がなじみの?ミステリー作家に相談して
という、すごく定番のようなミステリーで
今の時代、かえってそれが新鮮なのかも。


双児ネタミステリーの「ゼウスの息子たち」が面白かった。
ミステリーのお手本みたいなミステリーというのか。



しかし、今どきのミステリーはmixiなんかも出てくるのか。
すごいわーーー。



引き続き、





関口尚さんの『シグナル』読了。













青春ミステリー、となっていますが、
ミステリーというより、青春小説のような・・・。


とある地方都市の映画館。
そこでアルバイトをはじめた主人公の青年。



そこには映写技士のルカという女の子がいた。


その子は、3年間映写室で暮らしてるらしい。
何故なのか・・・・・。


ルカと仕事を共にしていく中で彼女に惹かれていき
そして彼女が映写室に閉じこもった謎にも触れていく
その過程が読ませます。


ぐいぐい読めて、あっという間に読み終えました。


主人公の青年の弟もいいキャラクターで
愛おしい。


彼等の家庭がまた問題かかえた家で
やっかいな父親がいるのですが
どうなったのか知りたいとこだ・・・。
せびりにくる父親に振り回される彼等が気になる。



ラストシーン、まるでほんと、映画のようだ。
一歩踏み出したルカ。
じーんときます。


しかし、まーあれだ。
ああいう、男ってほんとにいそうだから怖いわ・・・・。