海堂尊『医学のたまご』・伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』

本日の読書。
今日も2冊読めましたーっと。


まずは





海堂尊さんの『医学のたまご』読了。












海堂さんの小説は実は結構もってるんですが
読んでいなかったりする私。


これが初海堂さん、だったのです、私には。


14歳のふつーの中学生が、医大で医学の研究をすることに。


ほんとはそんなに勉強できない、医学なんてはぁ?
な主人公は、なんとか医学おたくの同級生の力をかりて
乗り切るが、大人の世界の陰謀に巻込まれていく・・・。



子供の眼を通じて、の研究の世界のドロドロ。
ミステリーというよりは、医学小説?として面白い。


大人って汚い、けど、桃倉さんは素敵な人だ。
佐々木くんも、いいやつだ。



純粋なままで生きて行けたらどんなにかいいけど
大人になるってのはある程度、それを捨てなくては
いけなくなることなんだろーか・・・・。



そして、普通な中学生の彼、も多分大人になったら
医学の研究するんだろう。


病気を治したい。
はじめはそんな当たり前の事が動機で。



そんなはじめの頃の気持ちをしっかり持ち続けることが
多分、一番大切で、多分、一番難しいこと、なんだろう・・・。




続きまして





伊坂幸太郎さんの『ゴールデンスランバー読了。













先程発表された、本屋大賞受賞作、ですよね。



伊坂さんの著作ってほんと映画化結構されてるんだなぁ。
これも読みながら、映画化されそうだ、と思っていました。


ただ、これは構成で読ませる部分も大きいだけに
映像化して面白くなるかっていうと、どーなんでしょうか。


仙台で行われた首相のパレード。
その最中、ラジコン爆弾で首相暗殺。


そんな時。
主人公の雅春は旧友にあってた。
なんとない話が続き、そして。
友は、
「お前は陥れられている」
と告げる。


首相暗殺のぬれぎぬを着せられた雅春。
背後に感じる、巨大な陰謀。


逃げても逃げても追い掛けてくる警察。
監視されている街中・・・・。




今、と過去と、未来が交錯していく構成が上手い。
これは、面白かった。
本屋大賞、納得。


伊坂さんの小説って、ちょっと前に『チルドレン』読んで
これが私にとって2作目ですが、
すごいな、面白い。



映像化するでしょうね、これ。
大作映画向けっぽいし・・・・。





伊坂幸太郎さんの小説を読んで、面白かったので
前に読んだ『チルドレン』そして、
今回読んだ『ゴールデンスランバー』以外も読んでみよう。


と、いそいそといきつけの図書館の蔵書検索してみたら
伊坂さんの本は今人気なのか、貸し出し中多い・・・。


数冊、予約したけど、さて、私の番はいつになるのやら。