門田泰明『命賭け候 浮世絵宗次日月抄』


本日の読書。






門田泰明さんの『命賭け候 浮世絵宗次日月抄』
読了。










これは、作者の門田さんが娯楽小説に徹して書いてるのが分かる
いかにも、時代小説〜な時代小説、というのか。


3作の短編からなっています。



読んでいて痛快でした。
続きが期待できる、というのか、
続き絶対あるだろ、と思える感じなので
早く次読みたい!



江戸随一と言われる浮世絵師、宗次。
しかし、なんやかんやともめ事に巻込まれ
剣の腕前を披露するハメに。



その剣の腕前からして、ただの町人じゃない、のはあきらか。



宗次の出生の秘密も関わった中編ともいえる表題作
「命賭け候」。
これが特に面白い。




宗次の出生の秘密。
高貴な産まれながら、その出生は天下を揺るがしそうな
もめ事が関わっていて・・・。


そして、宗次がほれ、ほれられる美人女将のお幸。
と、なんかもう時代小説の美味しいとこてんこもり。


それを上手くまとめていて、読ませます。



宗次がかっこいいし、このいかにも時代小説な設定といい
映像化できそう。



売れっ子浮世絵師で、剣の腕すごくて、
男前で、優しくて。


いやーー。素敵。



宗次は30ちょい前な年齢なので
男前な俳優さんにぜひやっていただいて〜。
誰だろーな・・・。




痛快時代小説だし、
NHKの30分時代劇枠で、若い年齢層から大人まで楽しめるものが
できそなんだけどなぁ。


原作がもうちょっといるか・・・。


早く続きを〜〜〜〜。
読みたい〜〜〜〜〜。