朝倉かすみ『田村はまだか』
本日の読書。
朝倉かすみさんの『田村はまだか』読了。
深夜のバー。
小学校の同窓会の三次会。
クラスメイトたちは、田村をまつ。
複雑な家庭をもつ、記憶に残る孤高の男だった。
田村をまつ間、それぞれの男女たちは
自分たちの今と昔の人生を思い起こす。
そして。
田村はやってくるのか・・・・。
この登場人物たち、私と同世代。
なだけに、人生の焦りも共感できて
読み進むのが楽しいような、ちくちくするような。
この本の表紙のイラストの男性、
なんだかリリー・フランキーさんに似てるような。
映像化するなら、バーのマスターは
リリーさんが似合いそう・・・・。
とある一夜、
それぞれの人たちが自分の人生を思い起こすパターンでは
スティーブン・ドビンスの『奇妙な人生』ってのが
ありましたねぇ。
こっちは超シリアスバージョンですが。
とある国の革命の夜。
戒厳令がひかれて、外にでられなくなった人たちが
自分の人生語るってミステリーで
好きな小説です。