五十嵐貴久『For You』・原田マハ『#9』


つげ義春ワールド 義男の青春』を
みようと思ったけど、図書館に本返す日の関係で
またもや、イケイケ読書の日になってしまいました。



本日の読書。







五十嵐貴久さんの『For You』読了。












急死してしまった主人公の叔母の日記からかいまみえる
叔母の高校生の頃の日々。



そして、
映画雑誌の編集者の主人公の年上、離婚歴あり、子供あり、の
男性との恋愛と、大人気韓流スターへの取材に関するトラブルなど
仕事面を交互に描いていき、やがてそれらが結びついていく
物語構成が、ありがちといえばありがちですが上手い。




叔母さんの高校生時代は70年代後半から80年頭で
読んでいてめちゃくちゃ懐かしい〜〜〜〜。




音楽何きく、といわれて
ユーミンオフコースが出てきたり、
サザンや山下達郎などなど、私も高校生の頃聞いてたので
なっつかしいーーー。



この本の装丁も、そういう70〜80年代テイスト
なんですかね。



お互い好感もってるのがわかってるのに
お互い打ち明けないじれったい程の恋愛。




高校生の頃に出会ってしまった一生ものの恋愛。



本の装丁もいいし、一気に読みました。








もう一冊〜。






原田マハさんの『#9』読了。















上海を舞台にした恋愛小説。



主人公の真紅がふと立ち寄ったジュエリーショップで
出会った中国人の男。




はじめてその場であった女に彼は、
ジュエリーをプレゼントとして
残していく。





数日後、そのジュエリーケースをあけるとそこには指輪ではなく
ケースの内側の白のシルクに名前と電話番号・・・。



そこから上海に導かれ始まる恋。




真紅は美術に関する才能・・・・、
美術を見る目をもっていて、それを彼に開発されていく。



が、やがて、真紅は運命の男に出会う・・・。




出会いからしてもう小説の世界でしかありえないよなーと
思うしかないような気障といえば気障な世界。



上海での豪奢な美術品に囲まれての豪奢な生活・・・。



しかし、登場人物がもう少し魅力的であれば
もっと良かったかなぁ・・・・・。



王剣はもうちょっと大人の男の優美さと
そして我が侭さをもってる男として
魅力的に描写して欲しかった気が。






私、『ハゲタカ』原作読んでいなかったのですが
そろそろ読んでみようかな、という気が・・・・。




ふと思ったんですが
私の読書傾向ってどーなってんでしょうね。
自分でもわからん(笑)。




基本としてはミステリーと時代小説なんですが・・・。




好きな作家さんの新刊以外は
本屋でみてタイトル気になった、とか
装丁気になって本もよんでみよう、とか
書評でみたので、とか
そんなんで読む本決めたりしてますが。