伊坂幸太郎『モダンタイムス』

ふうー。
読めました。





伊坂幸太郎さんの『モダンタイムス』読了。


















映画にうとい私でも見たことはないんですが
チャップリンの映画に『モダンタイムス』というのが
あることは知っています。





それと何か関係があるのかな、と思いつつ読みましたが
確かに関係はありますね。






帯に
「検索から監視が始まる」
というコピーがついてますが
確かにそうだ。
この小説を表すコピーとしてはそうですよね・・・。




途中までこれは面白い小説なんだろうか、と怪しみながら
読みました、実のところ。
中盤からぐいぐいいけましたけど・・・。




システムエンジニア渡辺拓海が主人公。
ある怪し気な会社のプログラムの仕事に取り組むことになるが
そこから何やら巻込まれる。




拓海の前任者は謎の失踪。
そして同じ仕事に取り組んでいた男は
怪し気なプログラムの謎をときつつあるときに
事件に巻込まれ犯人にされる。




自殺しそうにない上司は自殺。



それはある単語を組み合わせて検索してたからだった。



そこに過去の大量殺人事件が掘り起こされて・・・・。




なんとも読み終わった後でも説明しづらい小説ですね、これ。




キャラクターではなんといっても拓海の妻、佳代子が強烈すぎる。
最強の妻(笑)!




小説中にでてくる、あの言葉、なんか検索したくなってくるな・・・。





これ作者プロフィールのところにこっそりと
『魔王』の続編にあたる、って書いてあります、が
読んでいなくても面白くよめるので問題ないかとおもいますが
読んでると更によいと思われます。





ってか、帯にでっかくかいとけばいいのに〜。
『魔王』の続編!って。