杉本章子『銀河祭りのふたり』・小路幸也『うたうひと』


本日の読書。








杉本章子さんの『銀河祭りのふたり 信太郎人情始末帖』
読了。
















このシリーズ第7弾にして、最終巻。




しかし読み終わってまだまだ続きが知りたい、と。
岡っ引きになった信太郎の幼馴染みの元吉、とか
異母兄弟の兄、玄太との関係がどうなるのか、とか
信太郎を含む一家の行く末をもっと見守りたい。



信太郎とおぬいの物語はぜひシリーズ通して読んで
欲しいです。
いいシリーズですよ、これ。




NHKの大河以外の時代劇枠で連続ものの枠は
30分になってしまって大人の物語をじっくりって
感じではないような気もするから
これ映像でみたいけど、ちょっとカラーが違うよなぁ。
前の木曜にやってた45分の頃なら
ぴったりなんだけど。



吉原で引手茶屋をやってた、前の夫との間の子供がいる
おぬいに惚れた信太郎だが信太郎には許嫁がいた。
しかし、おぬいへの想いを捨てがたく、許嫁のおすずに断りを。
そのおすずの家に賊がはいり、おすずは辱められてしまう。
そして自害。



勘当された信太郎・・・。




というところからシリーズははじまり、
信太郎の周りに色々な事件が起こり
おぬいとの仲を大反対な信太郎の両親や姉との事も色々あり
波瀾に富んだ物語で面白いですよ〜。






続きまして、






小路幸也さんの『うたうひと』読了。


















音楽をテーマにした物語が7編。
どれも心暖まる話です。





最後の「明日を笑え」はモデルはドリフターズですね?
それぞれ単独の話ですが、前後に出てきた(でてくる)
ミュージシャンがでてきたりして、
微妙に結びついてるのも、いいですね。





ドラマーの自分が怪我をしてバンド活動ができなくなったとき
臨時のドラマーをいれて出したシングルが大ヒット。
自分がいなくてもバンドは成り立つ、どころか
いない方がいいんでは、とか思えてくる「笑うライオン」、
好きです。
読んでいて泣けました。