海堂尊『ジェネラル・ルージュの凱旋』
シリーズを順調に読破中〜。
海堂尊さんの『ジェネラル・ルージュの凱旋』
読了。
シリーズ前作の『ナイチンゲールの沈黙』の続編というのか?
ミステリー、というよりは
医療小説という印象が。
本の帯には
“メディカル・エンターティメント”と書いていますが
確かにそういう印象、だ。
救命医療の現状と
医療現場の様子がこうも鮮やかに分かるのは
作者が現役のお医者さんならでは、ですよね・・・。
現場を綿密に取材、だけでは得られないだろう
働いてる人の息吹きが感じられる、から
このシリーズは面白い、んだろうな。
救命医療センター部長の速水の
特定業者との癒着を告発する文章が田口の元に届く。
果たして内部告発したのは誰か。
海堂さんは、やっぱりキャラクターを動かすのが上手いというのか
なんてことない話でも、キャラクターの面白さが
物語をより膨らませ、ぐいぐい読ませる。
内部告発したのは誰か。
そして医療の現状。
シンプルな筋立てですが
飽きさせず読ませる魅力有る登場人物たちがイイ。
速水部長、いい。
姫宮はしかし、わけわからんキャラだ(笑)。
なんか目が離せないぞ・・・・・。
ので、『螺鈿迷宮』をよみたくなって
ただいま読書中。
これ終わったら、『ひかりの剣』にいって
来月7日だっけ?にでる、田口・白鳥シリーズの最新刊を
発売当日に買いにいって、一気読みする、予定〜。