飯嶋和一『黄金旅風』
ずっと読みたかった飯嶋さん。
これは手元にあった私の本ですが
前に一度途中まで読んで挫折していました。
そのときは面白いと感じないまま
半分くらい読んで挫折しましたが、
再読したら
めちゃくちゃ面白い。
一気に読みました。
飯嶋和一さんの『黄金旅風』読了。
頃は江戸初期の長崎。
長崎で私服の限りをつくす
長崎奉行の竹中。
長崎を守ろうとする代官の末次平左衛門。
その平左衛門が長崎を守り抜く物語ですが
物語を読んだ充実感に今満ちています。
素ばらしい!
迫害されつつも、
宗教を捨てないキリシタンと
そしていわれなき罪に問われてしまう悲劇。
様々な物語があって
読むものをひきつけずにはいられない。